スーファミで一番発売価格が高いソフトは何?

スーファミソフトの価格と時代背景

スーパーファミコン時代、ソフトの価格はピークを迎え、定価が1万円を越えているソフトも多くありました。

スーパーファミコンが発売されたのは、1990年(平成2年)11月21日発売(定価25,000円)。

発売直後にリリースされたソフトの価格は下記のような価格帯で7千円~8千円台がメインでした。

スーパーファミコンソフトの値段(発売直後)

  • 1990/11/21 スーパーマリオワールド 任天堂 ¥8,000
  • 1990/11/21 F-ZERO 任天堂 ¥7,000
  • 1990/12/21 ファイナルファイト カプコン ¥8,500
  • 1990/12/21 グラディウスIII コナミ ¥7,800

ちなみに1990年~当時、近辺に任天堂やサードパーティーからリリースされたソフトは

ファミコンソフトの値段(1990年~)

  • 1990/10/12 ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 ¥6,200
  • 1990/11/30 パロディウスだ! コナミ ¥5,800
  • 1990/12/8 ワギャンランド2 ナムコ ¥5,800
  • 1991/9/20 マリオオープンゴルフ 任天堂 ¥6,000

などです。

1990年頃、ファミコンソフトの平均価格は5千~6千円が主流であり、スーパーファミコンソフトの7千円~8千円の価格帯はおおむねファミコンよりも高かったと言ってもよいでしょう。

さて、本題に入りましょう。

スーパーファミコンのソフトの価格は、発売当初からどこまで上昇したのか?一番高いソフトは何だったのか?

全部調べました。
※あくまで個人の調査結果となります。また正規流通外のソフトは含まれておりません

上から順位の発表です。

スーパーファミコン 価格が高いソフト一覧

スーパーファミコンソフト:価格ランキング

第一位 エミット EMIT バリューセット ¥19,800

光栄から発売された「EMIT バリューパック」※写真はPlayStation版

スーパーファミコンで一番高いソフト堂々の第一位は

「エミット EMIT バリューセット (光栄) ¥19,800」

でした。

※スーファミ版は所持していないため、手持ちのPlay Station版の写真をアップ

その価格およそ20,000円
今なら3DSの本体を買ってもお釣りがきます。

「エミット EMIT」は光栄がマルチメディアで展開した英語教育ソフトで、テイルズでも有名ないのまたむつみ氏のイラスト、原作シナリオは「幽霊列車」「魔女たちの眠り」などの赤川次郎、音楽は小室哲哉とまさに当時の豪華キャストが名を連ねています。

スタッフに「いのまたむつみ」「赤川次郎」「小室哲哉」と豪華キャストが名を連ねる

このゲームはTOWNS、PC-9821版が1994年3月25日に先行して販売され、いのまたむつみ氏のイラストを全面に出して宣伝にも力を入れていた記憶があります。

音声再生のための「ボイサーくん」

さて、パソコン版のVol.1登場から1年半後に登場したスーパーファミコン版ですが、単体では音声再生が出来ないため、「ボイサーくん」と呼ばれる周辺機器が付属していました。
バリューセットではエミットのVol.1、Vol.2、Vol.3の三本セットに加えて、この付属品が付いた事で圧倒的な第一位としての価格となったのです。

「ボイサーくんは」は、「スーパーファミコン専用赤外線リモコンアダプター」と呼ばれる商品でした。

「ボイサーくん」はCDプレイヤーのリモコンの役割を果たし、スーファミのコントローラ端子に取り付けて、ゲームの進行に合わせてCDプレイヤー(これはユーザが用意する必要があります)にリモコン信号を送り、CDのトラックを再生するという画期的?な周辺機器でした。

第二位(参考順位):それは名前を盗まれた街の物語 ¥18,000

第二位(参考順位)は

「BS-X それは名前を盗まれた街の物語 (任天堂) ¥18,000」

です。

「それは名前を盗まれた街の物語」は、サテラビュー本体の付属ソフト「衛星放送専用カセット」として同梱されました。
※サテラビュー本体とセット販売のみのため、今回のスーパーファミコンソフトとしては対象外とし参考順位としています

ユーザーは衛星放送で配信される様々なコンテンツを「名前を盗まれた街」を起動して、この街の各建物からダウンロードし、8Mメモリーパックに保存して遊ぶことが出来るネットワーク通信対応システムを組み込んでいました。

サテラビュー本体は1995年2月頃に通信販売が始まり、その後一部の店舗にて1995年11月1日に販売が開始。ファミ通などでも定期的にサテラビュー関連の特集が組まれていたため、存在こそは知っていましたが、既にセガサターン、プレイステーションが台頭する中で、旧スーパーファミコンで追加でハードを購入する事は極めてハードルが高く、加えて利用にはBS環境が必須との事もあり、普及への道筋は極めて険しいものでした。

第二位:真髄対局囲碁 碁仙人 ¥15,500

真髄対局囲碁 碁仙人 定価¥15,500

第二位に輝いたのは高値安定の囲碁ソフト

「真髄対局囲碁 碁仙人 (J・ウイング)  ¥15,500」

です。

安定の高値、囲碁将棋ソフト

当時、プレイする事がまったくなかった囲碁のソフト。
碁仙人のゲームのメニューは「CPU戦(碁仙人)」と「対人戦」のみ。

囲碁や将棋系のソフトで処理力アップのために用いられた特殊チップの搭載などもありません。

今ならではメリットとしては、当時15500円だった本ソフトは現在の相場で(2017年現在)箱説付500~1000円と当時の定価よりも大幅に安く買える事でしょうか。

第三位:早指し二段 森田将棋2 ¥14,900

早指し二段 森田将棋2 セタ 定価¥14,900

三位に入賞したのは、セタの将棋ソフト、

「1995/5/26 早指し二段 森田将棋2 (セタ) ¥14,900」

でした。

4位以下の¥14,800円の価格帯から100円高く設定した¥14,900という価格が功を奏し?見後に今回の3位入賞となりました。

販売はファミコン時代から「1985/8/1 本将棋 内藤九段将棋秘伝」を出し、「シルヴァ・サーガ」シリーズなども輩出しているセタ。
本ソフトはAIロジックの強化のため特殊チップ(ST-018)搭載をしており、原価がその販売価格に影響したとも考えられます。

森田将棋2には特殊チップ(ST-018)が搭載※STはセタの略らしい

「早指し二段 森田将棋2」では、初心者向けのモードや、詰将棋を解く機能などもありスーパーファミコンではなかなか充実した将棋ソフトかと思われます。残念ながら所持している早指し二段 森田将棋2はレトロフリークでは正常に動作しませんでした。

※個人的にスーパファミコンの将棋ソフトでは「羽生名人のおもしろ将棋 1995/3/31 トミー ¥12,000(選外)」がオススメです。

第四位:光栄、囲碁将棋など¥14,800円

第四位は15本が横並びです。

「光栄歴史シミュレーション、囲碁将棋釣りビジネス各種 ¥14,800」

3位からわずか100円の価格差¥14,800円のソフト群。
この価格帯は大人向けにリリースされている光栄の歴史シミュレーション系、もしくは囲碁将棋、釣りビジネスが並びます。

1996/3/22 林海峯九段の囲碁大道 アスク講談社 ¥14,800
1995/12/29 対局囲碁 韋駄天 BPS ¥14,800
1995/8/11 武宮正樹九段の囲碁大将 ケイエスエス ¥14,800
1995/7/21 将棋最強 魔法 ¥14,800
1995/2/17 提督の決断Ⅱ 光栄 ¥14,800
1995/2/17 柏木重孝のTOP WATER BASSING バップ ¥14,800
1994/12/9 三國志Ⅳ 光栄 ¥14,800
1994/10/28 本格派囲碁 碁聖 タイトー ¥14,800
1994/4/8 スーパー囲碁 碁王 ナグザット ¥14,800
1994/2/11 トップマネジメントⅡ 光栄 ¥14,800
1993/6/18 早指し二段 森田将棋 セタ ¥14,800
1993/5/14 対局囲碁ゴライアス BPS ¥14,800
1992/11/8 三國志Ⅲ 光栄 ¥14,800
1992/9/24 提督の決断 光栄 ¥14,800
1991/9/15 スーパー三國志Ⅱ 光栄 ¥14,800

さらっと書いていますが、14,800円といえば初代ファミコンが1983年に発売された当時の価格です。

当時はバブルであった事、ROM原価が値上がりしていた背景などもあると思いますがゲームという大衆向け娯楽のソフトがここまで値上がりしたのは面白い話です。

参考までに当時のメジャータイトルソフトの発売日と価格を調べてみました。

メジャータイトルのスーパーファミコンソフトの発売価格

  1. スーパーマリオカート 1992/08/27  8,900円
  2. ファイナルファンタジーIV 1991/7/19 8,800円
  3. ファイナルファンタジーV 1992/12/6 9,800円
  4. ファイナルファンタジーVI 1994/04/02 255万本 11,400円
  5. ドラゴンクエストV 天空の花嫁 1992/9/27 9,600円
  6. ドラゴンクエストVI 1995/12/09 319万本 11,400円
  7. ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ… 1996/12/6 8,700円
  8. クロノトリガー 1995/3/11  11,400円

スーパーファミコンの中でも価格がピークに達していたのは1994年~1995年にかけてでしょう。

1994年12月には次世代機となるセガサターンとプレイステーションが登場しました。
同プラットフォームはCDを媒体とした価格帯(5,6000円~)が中心となっており、ソフトが1万円を超えた時代は長くは続かなかったのです。

しかし、逆に考えるとこれは……チャンス!?

結論:あこがれのスーファミソフトを今こそお買い得に購入!

といえないこともないかもしれない。

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